倉敷チボリ公園で感動
2006年12月1日午後3時、たっくんは初めて倉敷チボリ公園へ入った。パパとママと弟、ジーチャン、バーチャンの総勢六人での行楽も初めてのことだった。
早速入口のクリスマスツリーがたっくんの目に止まり、「触ってもいいか」と、バーチャンに聞く。
「そっとなら、いいよ」
小さな手で葉っぱの先をつまむ。ほんの一センチ程の手の動きがかわいくてたまらない。たっくんは何を感じたのだろうか。チボリのお姉さん達の服装もかわいくて、ここからは非日常の世界、おとぎ話の世界かな。
たっくんはパパとママとバス型の電車に乗る。初めて電車に乗ったのかな。園内を一回りして、乗物や建物を見学した。
次は、
クラシックカー
に、パパとママとで一回ずつ乗った。まだ乗っていない車に乗りたいたっくんを納得させて、モノレールの方へ行く。そして、パパと二回もモノレールに乗った。高い位置から公園を見下ろすのも楽しかったに違いない。
バーチャンもたっくんと一緒に乗りたいが、六ヶ月の弟の守りをして裏方にまわった。
カルケバレン劇場へ入った。1時間30分後にはとうとう飽きて、バーチャンがたっくんを連れて出た。外は暗くなっていたが、クリママスのイルミネーシヨンが美しくきらめいている。
たっくんをおんぶして、巨大なツリーやサンタのそりなどを見に移動した。そのうち、たっくんはすやすやと背中で寝息をたて始めた。バーチャンはたっくんを抱いて、寒いのもがまんしてベンチに座って噴水を見ていた。
三十分後皆が出て来たら、たっくんも目を覚まし、また元気にメリーゴーランドや観覧車に乗った。暗い夜に鮮やかなイルミネーションがきらめいてとても美しい。
最後にアンデルセン劇場へ皆で入った。
最初は館内が暗くなると「こわい」と、バーチャンに擦り寄っていた。はだかの王様では、人形の顔のリアルなわし鼻や彫りの深い顔にバーチャンに向って言う。
「こわいな」
「そうだね」
残りの3つの物語は、かわいい人形や主人公達に夢中になって見ていた。
終わって劇場から出たとたん、たっくんが気持ちを込め瞳を輝かせてこう言った。
「よかったなあ」
たっくんのチボリでの一番の感動場面であった。絵本の中に入り込んだような今日の不思議体験が、大人になっても思い出せたならすばらしい。
大人も日頃からもっと感動しようよ。道の石ころだって一つ一つ色も形も違う、自然の偉大さ不思議さが身近にあふれている。感動する大人から、こどもに感動が伝わって行くと信じている。
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赤ちゃんのおでかけ
赤ちゃんと快適で楽しいお出かけをするには、準備と目配り・心配りがたいせつです。人込みの中へ出るのは、1カ月以後にしたいものです。おでかけは、赤ちゃんの体調、生活リズム、天候などに合わせて考えることは、もちろんですが、温度調節のきく服装で、おむつやミルクも少し多めに持って行ってください。
夏、ベビーカーに乗っている赤ちゃんは、アスファルトの照り返しを受けて、ママよりも相当熱い状況にいます。日陰を歩くとか、短時間のおでかけにするとか、気をつけましょう。どうしても用事がある時は仕方ないですが、日差しのきつい時間帯は、赤ちゃんのために外出は避けたいものです。
車の中に赤ちゃんを置いてパチンコに夢中になり赤ちゃんが亡くなったという事件が毎年のように報道されています。「エアコンも効いているし、赤ちゃんもすやすや寝ているからいいや」という安易な考えのようですが、赤ちゃんは自分の目の届く範囲内に、少なくとも5分や10分後には状況を確認できないと危険です。
エアコンも止まることが多々あるし、そうなると、車内はどんどん温度が上がり、赤ちゃんが泣くことで、汗と涙が体から出て行き、短時間で脱水症状をひきおこします。十分な注意が必要です。
赤ちゃんとのおでかけグッズ
おむつ用品(おむつ、おしりふき、おむつ替えシート)
授乳用品、離乳食用品(哺乳瓶、お湯を入れたポット、ミルク、離乳食など)
清潔用品(ガーゼ、ハンドタオル、ティッシュ、ウエットティッシュ、ビニール袋)
その他( 着替え、食事エプロン、おもちゃ、絵本、お菓子など)
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脳の成長は8歳くらいまでが勝負
脳の成長は3〜4歳までとよく聞くがどうなのだろう。
「半分は正しく、半分はまちがい」だそうだ。脳科学の澤口俊之北海道大学教授が「幼児教育と脳」でも書かれている。
人間の脳には言語、論理数学、絵画、音楽など、さまざまな知性のネットワークが多重に存在し、そのいくつかのネットワークが共演し合ってさまざまな心が生み出されるという「多重フレームモデル」という新しい脳理論を提唱している。
人間は生まれた時に数百億個という神経細胞ができている。これだけでは脳の機能は果たせない。神経細胞がつながれ神経回路、ネットワークができなければならない。この配線の接合点がシナプスで、脳の情報処理の要となる。
「シナプス、神経ネットワークの形成がもっとも大きいのが幼少期、8歳くらい(長くて12歳)まで。生涯にわたって維持される脳の構造と働きのベースはこの時期につくられる。
だから、8歳くらいまでが脳教育の勝負どころになる」と、澤口俊之北海道大学教授が言われている。
「幼児教育は重要で、早ければ早いほどいい。さまざまな知性をまんべんなく育ててもいいし、得意の知性をいち早く見つけ出し集中的な英才教育をするのもいいが、押しつけはよくない。好奇心を伸ばし、熱中したり喜んだりするようにさせる。これが、知性のネットワークを豊かに発達させるコツです。」と、澤口俊之北海道大学教授が言われている。
「緑色はホントに目にいいの?」常識を科学するーホントかウソか!?40問 深見輝明著 ウエッジ2001年10月2日発行から