加齢臭(かれいしゅう)

高齢者では口臭の次に気になるのが、加齢臭だそうです。湿気の多い時期には、加齢臭が周辺の人々に不快感を与えることもあります。

最近の研究では、加齢臭を持っている人は、動脈硬化などの生活習慣病に罹っている人が一般の人より高くなっていると言われています。加齢臭の原因、予防法と対策などを学びたいと思います。

加齢臭とは

高齢者では、口臭や加齢臭が気になります。加齢臭は、50歳頃から誰にでも発する臭いだそうで、中年以降特に高齢者特有の臭いです。

加齢臭楽天 は、加齢現象の一つとして特有の体臭が存在し、若者に多いアポクリン腺からの汗臭とは違います。老人病院では、特有の臭いがすることがありますが、排泄物と加齢臭の混じった臭いだそうです。

この臭いは、家族や周囲の人、介護者にも不快感を与えることがあります。加齢臭への予防と対策が必要になります。

加齢臭の発生について

加齢臭は、必ずしも不潔によるものとは限りません。体内に発生する活性酸素のために、過酸化脂質が増え飽和脂肪酸が形成されないからだそうです。(活性酸素が脂肪酸を酸化すると飽和脂肪酸は形成されません)

飽和脂肪酸の形成がうまくいかない
飽和脂肪酸には、消臭作用があります。飽和脂肪酸がうまく作られないと、たんぱく質、アミノ酸、尿素、アンモニア、インドールなどから発生する臭い物質を消臭しにくくなります。
高齢者における過酸化脂質の増加
  • 年をとるにつれて皮膚の潤いを保つために皮脂を分泌する皮脂腺の中の脂肪酸が増加します。
  • 高齢者は、活性酸素を除去する能力が衰え過酸化脂質が増えます。
  • 食生活の欧米化により、肉や乳製品の動物性脂肪過多の食事をすることで、より体臭が発生しやすくなりました。
  • 女性よりも男性の方が、皮脂の分泌量が多いことから、加齢臭は男性に強く発生しやすいそうです。

加齢臭の原因

体臭成分・ノネナール
ある化粧品メーカーが20代〜70代の男女のポロシャツに付いた成分を分析しました。そこから、特有の体臭成分「ノネナール」が検出されたそうです。「ノネナール」は、青臭さと脂臭さを併せ持ち、中高年特有の臭いとして感じられます。「ノネナール」は、不飽和アルデヒドの一種で若い人の体臭からはほとんど検出されず、加齢臭の原因であると特定されました。
その他の原因
低級脂肪酸(カプロン酸、カプリル酸、カプリン酸)が作られることでも不快な臭いを発生します。高齢者だけに発生するといわれるパルミトレイン酸(高度不飽和脂肪酸)が作るアルデヒドも不快臭の原因です。

加齢臭の予防と対策

  1. 消臭スプレー・消臭石けん・・・市販の消臭商品・消臭グッズ(消臭スプレー、芳香剤、洗剤)を利用します。そして、これらは制汗剤と併用すると効果があるそうです。体臭を気にし過ぎてストレスになると、活性酸素が発生し過酸化脂質が増加し加齢臭も強くなり、悪循環となります。清潔を心がけ必要以上に気にかけないようにします。
  2. 脂肪酸を増やさない食事・・・高タンパク・高脂肪食は皮脂腺の中の脂肪酸を増加させます。また、活性酸素を増やさないように抗酸化物質を摂ることも加齢臭対策になります。野菜・果物に多く含まれるビタミンC、E、カロチン、緑茶のカテキン、赤ワインのポリフェノール、ゴマのセサミン、大豆のイソフラボンなどです。
  3. 規則正しい生活習慣・・・活性酸素を発生させる原因となるお酒の飲み過ぎ、喫煙、ストレスは避けましょう。
  4. 腸内環境を整える・・・加齢臭の原因物質を生み出す温床となる腸内環境を正常に整えるためには、食物繊維を多く含む野菜を多く食べます。梅干しなどのアルカリ性食品を摂ると効果的です。体の外からの消臭より体内から予防することが大事です。
  5. 口腔ケア・・・歯磨きを丁寧にし、舌苔をブラシで落とし、入れ歯の手入れをして口の中を清潔に保ちます。また、唾液が少なくなると臭いを発しやすくなるので、水分の補給をします。
  6. 生活習慣病の改善・・・加齢臭の強い人は、動脈硬化、高血圧、糖尿病などの生活習慣病を持っていることが多いそうです。生活習慣病を改善しないと加齢臭も消えません。
  7. 持病の治療・・・肝臓、腎臓の病気による汗臭さのために体臭が強くなることがあります。虫歯、歯周病、歯肉炎などの細菌による口腔内口臭もあります。腸の機能低下により、腸内たんぱく質、アミノ酸が分解されて発生するアンモニアなどが原因の呼気性口臭もあります。持病の治療が大切です。

専門医での受診もあり

加齢臭は、加齢に伴う体臭なので、生活習慣病がなければ、強いストレスを避け活性酸素を増やさないようにすれば、特に問題はありません。

大事なことは、清潔で、皮膚表面の汚れ、皮脂分は石けんなどで洗い落とし、汗をかいたら下着を変えることは大切です。

体臭が強かったり、気になったりする方は、専門医に診てもらうことも必要です。

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Author:Tomoko Ishikawa Valid HTML5 Valid CSS
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更新日:2016/02/05