第23回瀬戸内倉敷ツーデーマーチ2日目

2010年3月13日(土曜日)と14日(日曜日)の2日間に「瀬戸内倉敷ツーデーマーチ」という歩く会が催されました。

私は両日ともに10kmのコースを歩きました。14日は、源平史跡コースで南東にある天城小学校まで行って折り返して来るコースでした。

今日のコースの最後には寒桜という、すばらしい目の保養のプレゼントがありました。

藤戸寺(ふじとじ)

 藤戸寺までの途中に、倉敷楽天 市立粒江小学校でトイレへ行くこともできます。そして、藤戸寺へ寄り道です。境内では、コーヒーの接待がされていました。私は、コップを持参していなかったので飲めませんでした。コップは各自持参することになっています。たくさんの紙コップなどを使うとゴミが出て大変ですから。

藤戸時は、藤戸海峡から出て来た観音様をお祀りしてあります。佐々木盛綱の再建した真言宗のお寺です。

佐々木盛綱の像

源氏の武将佐々木盛綱は、1184年12月7日の藤戸源平合戦で、厳寒の海を馬で渡り平家の陣に一番乗りして斬り込み、大勝したそうです。

その時に佐々木盛 綱は、先陣の功名をたてたいために、海峡の浅瀬を教えてくれた若い浦人を刺し殺し海に沈めました。その浦人の母は「佐々木と言えば笹まで憎い」と小山の笹をむしりとったという話があり、謡曲「藤戸」にその哀話が語られているそうです。

遍照院(へんじょういん)

天城小学校のすぐそばに、立派なお寺がありました。庭に立っている石碑が見たこともないほど大きいのです。そんな石碑が何本も立っていて、普通のお寺ではないことを感じさせました。

帰って調べてみると、智空上人という方が、985年に開かれたお寺でした。今では真言宗御室派に属しているそうです。国指定の重要文化財である三重塔や多宝塔、市指定文化財の木造聖観音立像があるようです。

十一面観世音菩薩は年一回の開帳のみだそうです。備中第一の古寺でもあるそうです。遍照院(へんじょういん)は、倉敷市西阿知町464にあります。

倉敷花ゴザ

倉敷の名産品、花ゴザが干してありました。されいな模様の花ゴザが春の日差しを受けている様子は、見る物の心をゆったりと癒してくれます。

昔はこの辺りには、たくさんのい草を植えた田があったそうですが、今ではめったに見られません。熊本などの産地に追い抜かれ、植え付けが減っていったようです。また、住宅での畳の需要が急速に減っていったことも関係すると思います。

今では、畳だけでなく民芸品としての需要が大きいかもしれませんね。

寒桜

もう、だいぶ帰って来ました。倉敷川の両岸に寒桜が花開いていました。瀬戸内倉敷ツーデーマーチの参加者達を励ますように、この時期に最高の美しい姿を見せてくれました。

また、土手には早くもつくしが出ているようで、つくしをひいている人もいました。土手に座って寒桜を鑑賞している人もいました。

向かいの土手の桜並木が水面に映り、土手の寒桜と水面の寒桜の2列の姿がとても綺麗でした。立ち止まって写真を撮っている人もいましたが、今回は疲れて撮る余裕がなかったです。また来年に持ち越しとしました。

ばち入りお好み焼き

倉敷市役所へ帰ってから、昼食をとりました。「ばち入りお好み焼き」を食べました。手延べうどんを作る時に棒でうどんを延ばしますが、棒に着いている所がバチのように平たくなってしまいます。「ばち」とは、そこの平たい部分のことです。そのばちを使ってお好み焼きにしているのです。もちもちとした食感でおいしかったです。

岡山では、鴨方の手延べうどんが有名で、しこしこと腰があっておいしいです。

2日目の感想

天城小学校へ行く手前で、鯛焼きを買いました。少々待って買いましたが、あつあつを食べられて良かったです。そして、天城小学校では、豚汁をいただきました。お茶もごちそうになりました。たくさんの人達が校庭いっぱいになって食事をしたりしていました。

常連の人も、子ども連れの人も、高齢の人も元気に歩きました。途中で黄色い花がいっぱいの菜の花畑も見ました。何と言っても思いもよらず出現した寒桜に驚き、感動しました。他府県から訪れてくださった方達も感動されたことと思います。

最後にたくさんのボランティアの方々にお礼を申し上げます。

 
キキョウの花
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更新日:2018/06/07