岡山の文化

岡山の文化と言えば、さて何だろうと思いますが、様々な分野で昔から活躍されている人がいます。そういう立派な人が、コツコツと積み上げた功績も文化なら、大衆の人が継続してきた文化もあると思います。

岡山の文化について、少しずつ載せていきたいと思います。

第8回マルセンスポーツ・文化賞

マルセンスポーツ・文化賞は、岡山県のスポーツ、文化の振興、発展に貢献した個人、団体を表彰しています。2011年7月12日に岡山市内のホテルで表彰式が行われたようです。

千原多美子理事長は、「東日本大震災の一日も早い復旧復興を願うとともに、スポーツ、文化を通して心豊な郷土おかやまづくりを応援したい」と挨拶されたそうです。

文化大賞、作家、重松 清さん(文学の振興・東京都)

直木賞をはじめ数々の賞を受賞、2010年には「十字架」で大衆文学の熟練者に贈られる吉川英治文学賞を受賞されました。現代の家庭を描くことで多くの話題作を発表し、ドラマ映画のノベライズ、雑誌記者としても活躍されました。

自身の体験を通して、学校でのいじめ問題を取り上げ、弱者の目線に立ち、読者に夢と希望と自信を与えています。ベストセラー作家として多くの国民から愛されるとともに、広く津山市民、岡山県民から郷土の誇りとしてけて愛されています。

重松 清
1963年津山市南方中生まれ。早稲田大学教育学部卒業後、出版社勤務を経て著述業。「ビフォァ・ラン」で小説デビュー。「ビタミンF」で第124回直木賞受賞。「ナイフ」で(坪田譲治文学賞)、「エイジ」で(山本周五郎賞)、「十字架」(吉川英治文学賞)など著書多数。岡山県久米町(現津山市)町民栄誉賞受賞。48歳。

スポーツ賞

永木 伸児
2010年、第20回世界空手選手権男子組手67㌔級だ第3位獲得。岡山県トップアスリート賞・スポーツ栄誉賞受賞。おかやま山陽高校出身。帝京大学卒。千葉県市川市。28歳。
中野真奈美
2007年4月、岡山湯郷ベル入団。ポシ゜ションはMF。2010年11月の第16回アジア競技大会にサッカー女子日本代表として酸化、優勝・金メダルに貢献しました。岡山県トップアスリート賞・スポーツ栄誉賞受賞。大原学園(長野県)卒。美作市。24歳。
藤田 健児
2010年度全国高等学校総合体育大会、ボクシングライト級で優勝(2009年度はバンタム級で優勝)。全日本アマチュアボクシング選手権ライト級で優勝。第65回国民体育大会(千葉大会)少年男子ライト級で2位を獲得。岡山スポーツ賞・個人賞受賞。倉敷高校3年。17歳。
小野 陽平
関西高校3年の時に2010年度全国高等学校総合体育大会のテニス競技男子シングルスで岡山県勢として初の優勝。山陽新聞体育賞。岡山スポーツ賞・団体賞、岡山県トップアスリート賞・スポーツ優秀賞受賞。明治大学経営学部1年。倉敷市出身。18歳。
川口 敬二
1988年、岡山工業高校自転車競技部監督。2000年県自転車連盟強化委員長。2010年度には、指導した高校生3人が全国大会を制しました。岡山県の自転車競技の普及、発展に努めています。近畿大学卒。岡山市中区。52歳。
興譲館高校陸上競技部
2010年度全国高校女子駅伝大会で5年ぶりに2度目の優勝。2011年1月には、全国都道府県対抗女子駅伝大会には3選手が出場し準優勝に貢献。岡山県トップアスリート賞・優秀賞、 山陽新聞特別賞、岡山スポーツ賞・団体賞受賞。井原市。

文化賞

澤田 虚遊
1983年日展に初入選し、以降26回入選。2010年の第42回日展第五科(書)で初の特選に選ばれました。県内から漢字書の特選受賞は58年ぶり。同年度、岡山芸術文化賞・グランプリを受賞。岡山県書道連盟会長代行。県展審査員。(財)関西書芸院理事長。奈良教育大学特設書道科卒。早島町。59歳。
宮内踊保存会
宮内踊は、吉備津神社(岡山市北区)の門前町として栄えた宮内で、7月31日の夜行われる盆踊り。1959年、県重要無形民俗文化財に指定されたのを機に保存会を結成。県内外での公演活動、地区民や子どもへの踊りの指導など踊りの保存・伝承に尽力しています。県教委・功労者表彰を受けています。

特別賞

天満屋女子陸上競技部
2010年12月、岐阜県で開催された第30回全日本実業団女子駅伝で、初優勝。同年の全国都道府県対抗女子駅伝大会には4選手を出し、岡山県チームの初優勝に貢献。また、山口衛里(7位)、坂本直子(7位)、中村友梨香(13位)のオリンピック選手を輩出。岡山県トップアスリート賞・優秀賞、山陽新聞特別賞、岡山スポーツ賞・団体賞受賞。岡山市北区。

第39回医療功労賞

国内外の厳しい環境の下、長年にわたり献身的に活動してきた医療関係者を表彰する第39回医療功労賞に全国表彰者18人が決まりました。国内部門が15人、海外部門は3人でした。

この中に、大学卒業後一貫して小児医療に携わってきた岡山県岡山市の旭川荘特別顧問の青山興司(あおやまこうじ)さんが選ばれました。表彰式は3月10日、東京で行われます。

小児外科医・青山興司さん、全国に門下生あり

青山興司(68)さんは、小児外科の草分け的存在で、川崎医科大教授として1997年から7年間学生を指導しました。他病院の医師からも青山医師の元で学びたいと言われ、病院の垣根を超えて後進の育成に尽力されました。

30歳代半ばに腸の難病で手術を施した女児が10年後に外来を訪問した時に「このような傷を持って生きるのは嫌だ」とつぶやいた言葉にショックを受けました。なるべく傷が残らないように意識してきたつもりだったが、子どもの立場にたてば、完全ではなかったと認識しました。より傷跡を残さない、新たな手術方法を確立する努力を重ねてきました。

「子どもから学ぶ」を信念に、「医師は半分公人」との思いで、患者に何かがあればすぐに駆けつける気概でとり組んできた青山興司さんです。

小児外科医の魅力とは、「子どもたちの将来に貢献できること」と言います。幼い頃に手術を受け、成人してお礼を述べにきた人は数えきれないそうで、中には小児外科医に憧れ医師の道に進んだ人もいて、医師冥利につきると喜んでおられます。

また、「仕事一筋で、寂しい思いをさせていた妻も喜んでくれました」と、今回の受賞に笑顔をみせておられたそうです。

岡山県文化賞・岡山県文化奨励賞 2011年2月

岡山県は、文化の向上に貢献したとして、作家のあさのあつこさん(56、美作市)、岡山大学長の千葉喬三さん(71、岡山市東区)に岡山県文化賞を、漆芸作家の塩津容子さん(63、総社市)、岡山大学病院医師の大藤剛宏さん(43、岡山市東区)に岡山県文化奨励賞を贈ることを決めました。

贈呈式は、2月21日に行われました。

岡山県文化賞・作家、あさのあつこさん

作家楽天 のあさのあつこさんは、1991年作家デビュー、1997年に「バッテリー」で野間児童文芸賞を受賞されました。2007年に「バッテリー」は映画化され、岡山県内各地で撮影が行われました。最近は、ミステリー、ファンタジーなどの幅広い分野で活躍されています。

岡山県文化賞・岡山大学長、千葉喬三さん

千葉喬三さんは、森林生態学や環境修復について研究を行い、自治体の委員会などを通じて地域発展にも貢献されています。2005年からは岡山大学長を努め、教育改革などにも尽力されました。

岡山県文化奨励賞・漆芸作家、塩津容子さん

塩津容子さんは、日本伝統工芸展に15回入選しました。洗練されたデザイン感覚と緻密な筆遣いで評価を受けています。

また、備中漆の復興・普及活動にも力を入れておられます。

岡山県文化奨励賞・岡山大学病院医師の大藤剛宏さん

岡山大学病院医師の大藤剛宏さんは、岡山大学医学部の肺移植チームで、肺移植を数多く執刀しておられます。また、移植の臓器保存技術を使って、肺がん患者の肺の腫瘍部を除いて、再度体内に戻す手術に世界で初めて成功しました。

「I氏賞」大賞・奨励賞 2011年2月

「I氏賞」は、高梁市出身の伊藤謙介・京セラ相談役から岡山県に贈られた寄付金3億円でつくられた基金で創設されました。

2008年から表彰が始まり、大賞が300万円、奨励賞が100万円となっています。賞金などの贈呈式は、3月23日に行われるようです。

I氏賞大賞に児玉知己さん

児玉さんは、倉敷芸術科学大学芸術学部美術学科をそつぎょうし、岡山市や倉敷市などで個展を開催してきました。

アクリル絵の具や水性塗料、スプレーなど様々な素材を使って作品を作る意欲と力強い作風が特徴だそうです。今後の可能性が評価されました。

I氏賞奨励賞に佐藤亮太さん、灰原愛さん

I氏賞奨励賞には、画家・佐藤亮太さん(30、岡山市北区津島福居)と彫刻家・灰原愛さん(29、東京都江戸川区)が選ばれました。

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Author:Tomoko Ishikawa Valid HTML5 Valid CSS

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更新日:2018/06/07