遺伝子組み換え作物

遺伝子組み換え作物と言う言葉をよく聞くようになりました。大豆楽天 やとうもろこしなどが遺伝子組み換え作物として栽培されているようです。

私たちの食生活にどのような影響を及ぼしているのか、遺伝子組み換え作物は何に使われているのかなど遺伝子組み換え作物について調べたいと思います。

遺伝子組み換え作物の国別栽培状況

読売新聞が、国際アグリバイオ事業団の報告書を基に作成したものです。

2009年の遺伝子組み換え作物の世界の商業栽培面積です。

  1. 米国/栽培面積6400万ha/栽培作物大豆、トウモロコシなど8種類
  2. ブラジル/2140万ha/大豆、トウモロコシ、綿
  3. アルゼンチン/2130万ha/大豆、トウモロコシ、綿
  4. インド/840万ha/綿
  5. カナダ/820万ha/ナタネ、トウモロコシなど4種類
  6. 中国/370万ha/綿、トマトなど5種類
  7. パラグアイ/220万ha/大豆
  8. 南アフリカ/201万ha/大豆、トウモロコシ、綿
  9. ウルグアイ/80万ha/大豆、トウモロコシ,ボリビア/80万ha/大豆

合計で、1億3400万ha栽培されています。

遺伝子組み換え作物は、病害虫などへの抵抗力がついて栽培効率が上がるために、10年で3倍に増えたそうです。

25ヶ国で栽培しており、大豆とトウモロコシで約80%を占めます。しかし、本来の生態系に悪影響を及ぼす恐れがあるために、2010年11月、名古屋市での会議で、企業側に補償を求められる国際ルールが採択されました。

生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)、新ルール採択

生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)では、遺伝子組み換え被害補償ルールを採択しました。2010.10.15

補足議定書では、輸入国で遺伝子組み換え作物が生態系に何らかの被害を与えた場合、輸入国が事業者に原状回復や費用を求めたり、被害に備えて基金や保険制度を作るよう要求できる初めての枠組みができました。

遺伝子組み換え作物の利点

21世紀半ば、世界の総人口は100億人の時代となります。食糧不足や地球環境の破壊が、深刻になることが予想されています。遺伝子組換えの技術は、今後の食料問題や地球環境問題などを解決するために期待されています。

遺伝子組み換え作物は、除草剤や害虫に強いことで農薬をまく回数を減らし、農作業の負担を軽くし、生産コストを下げることを狙いとしています。

  1. 除草剤の影響を受けない遺伝子組み換え作物・・・特定の除草剤の影響を受けなくするタンパク質を作る遺伝子が組み込まれています。そのため、その除草剤をまいても枯れない農作物を作れます。
  2. 害虫をよせつけない遺伝子組み換え作物・・・害虫の天敵である微生物から、特定の害虫だけを殺すタンパク質を作る遺伝子を取り出して、これを農作物に取り入れています。
  3. 日持ちがよくなるよう改良された遺伝子組み換え作物・・・トマトやカーネーションがよく知られています。これらには、果実が熟する時に働く酵素の出現を抑える遺伝子や、果実の成熟や植物の老化を進める植物ホルモンの出現を抑える遺伝子が取り入れられています。畑で完熟してから収穫できるトマトや、今までより長い間花を楽しめるカーネーションができました。
  4. 遺伝子組み換えの技術により、色変わりのカーネーションなども開発されています。

遺伝子組み換え作物の問題点

  1. 人体への影響・・・遺伝子を組み換えることによって、今まで眠っていた遺伝子が目覚めたり、逆に遺伝子が働かなくなったりと、いろんなことが起こる可能性があります。結局、実際に食べてどんな影響が出るかは私達の体で試される事となると言われています。
  2. 生態系への影響・・・遺伝子組み換え作物は人間が作り出したもので自然界には存在しません。そのため、生態系への影響が問題になっています。組み換え作物は人間のコントロールを超えて広がり、植物や昆虫の生態系を変えてしまう危険性もあります。
  3. 遺伝子を組み換えは自然の摂理に反する・・・遺伝子組み換えは「種の壁」を超える技術です。大豆に微生物の遺伝子を切りとって組み込んだり、人工的に作った遺伝子を組み込んだりします。理論的には、人間の遺伝子を犬や猫に組み込み、人間の遺伝子を持つ犬や猫を作る事も可能だそうです。
  4. 特定企業の農業・食料支配の懸念・・・現在、遺伝子組み換え作物を開発しているのは先進国の一部の企業です。それらの企業は、自分たちが開発した組み換え作物の種子、販売権、特許などを持っています。このまま遺伝子組み換え作物が世界中に広まっていけば、これらの企業が世界中の農業・食料を支配してしまう懸念があります。
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Author:Tomoko Ishikawa Valid HTML5 Valid CSS
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更新日:2016/02/08