村上水軍の島々

NHKの「あいたい」という中国地方の宝を紹介する旅番組で、俳優・照英さんが、瀬戸内の冒険王・村上水軍の島々へ行っていました。

村上水軍(むらかみすいぐん)は、日本中世の瀬戸内海で活動した水軍・海賊)です。その拠点は芸予諸島を中心とした海域で、後に大まかに能島村上家、来島村上家、因島村上家の三家へ分かれたそうです。

今に伝わる村上水軍の心意気を照英さんが体験していきました。

伯方島(はかたじま)

伯方島は愛媛県今治市に属し、瀬戸内海の中央よりやや西寄りにあり、瀬戸内しまなみ海道(本州四国連絡橋今治・尾道ルート)のちょうど真ん中辺りで、四国側から2番目の島です。伯方島は造船の島です。

伯方島は、ちょうど亀のような形をしています。人口は、7000人余りです。造船の島で住民の1/7が村上姓だそうです。村上水軍の時代から船作りは、一番の得意だったと思われます。

近くにある能島(のしま)は、水軍城だったそうです。そこで、照英さんは、シーカヤックに乗って、地元の専門家の案内で能島まで行くことになりました。

途中までは、スイスイと行けましたが、能島に近くなると途端に、水面の様子が変化して来ました。鏡のような水面が現れ、不気味な雰囲気をかもし出しています。水面下にたくさんの兵隊の霊がいるのかと思うほどです。

激しい潮の流れになかなか能島へ着くことができません。やっとのことで能島へ着くと、今度は高い石垣があって島へ上がれないようにしてありました。満潮でないと上れないそうです。激しい潮の流れと高い石垣とで、城を守っていたようです。

大崎上島(おおさきかみじま)

大崎上島は広島県豊田郡に属し、瀬戸内海楽天 の中央、芸予諸島にあり、南は愛媛県大三島、岡村島に海上1キロメートルで面し、北は竹原市、安芸津町に海上10キロメートルで面しています。

国立広島商船高専や中国電力大崎火力発電所、東邦亜鉛契島製錬所があり、造船業やみかん栽培が盛んです。人口は、8000人余りです。

大崎上島では、村上水軍の伝統を継ぐ櫂伝馬(かいでんま)という櫂でこぐ舟を見せてもらいました。そして、照英さんも櫂伝馬競漕に参加することになりました。

村上水軍は、この櫂伝馬(かいでんま)で相手方の船に乗り込んで行ったようです。小さな船に左右7人ずつ漕ぎ手が乗り込みます。太鼓を打つ人、船頭が乗り込みます。総勢9人が力を合わせて、早く帰って来ると勝ちになります。

漕ぎ手は、船頭の顔を見ながら漕ぐので、行き先は見ることができません。ただ船頭を信じて、みんなと力を合わせリズムを合わせて、力のある限り漕ぎます。

船頭は、みんなの体力の様子も見ながら、掛け声を調節するそうです。

毎年8月13日、東野地区沿岸および白水港周辺で行われる祭があります。メインは約200年の伝統を誇る櫂伝馬競漕です。夜には海上花火が美しい花を見せてくれます。

エアクッション船
小池造船海運有限会社の社長・小池英治さん(広島県豊田郡大崎町大字中野5924番地)が、設計して作られた船です。世界を驚かす船で、船底がなく、代わりに空気を入れた小部屋をたくさん作ってあります。制作期間が短くて済みます。画期的な船に注文がたくさん来ているようです。

向島(むかいしま)

向島(むかいしま)は、尾道市の南側の島です。島の北側には住宅が多く、尾道水道の対岸の尾道市街へ通勤・通学する人のため渡船が頻繁に運航されています。

NHKの朝ドラの「てっぱん」の主人公のあかりが生まれた場所が、この向島(むかいしま)です。

村上水軍との関連は、海賊入門という行事を行っている人がいます。元小学校の校長先生の亀川正臣さんが指導しています。

小学生6年生だったと思いますが、グループで協力して筏(いかだ)を作ります。そして、無人島へグループの力だけで漕いで行きます。島へ行ったら、食料(魚を釣る)も燃料の薪も調達して食べるというサバイバルな冒険となっています。

現代の子どもは、危機状態を経験することは少ないと思います。海に子どもたちだけで船出した時に、どうして島までたどり着くか、考えなければなりません。みんなで協力することの大切さを身を持って感じると思いました。

親や先生の協力があってこそできる、サバイバルの海賊入門だと思います。大きくなってから、この海賊入門は、大きく輝いて見えると思いました。

キキョウの花
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Author:Tomoko Ishikawa Valid HTML5 Valid CSS
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更新日:2016/02/16